実際に子どもに読ませてよかった漫画3選をご紹介。
ゲラゲラ笑って終わりの漫画ではなく、
世界が広がり、好奇心を刺激し、心豊かになれる漫画はこれだ!
アカデミックでありつつ情操教育にも良いものを厳選!
心と知性を刺激してくれるおすすめ漫画!
第三位 「紛争でしたら八田まで」
「紛争でしたら八田まで」
田基弘(1〜9巻 連載中) モーニングKC講談社
地政学の専門知識をいかして世界各地の紛争を解決する地政リスクコンサルタント八田百合が活躍する物語。
地政学という言葉がここまでメジャーになる前から地政に注目していた本作に脱帽。
ロシアとウクライナの関係性も2年前(2020年)の本作2巻ですでに取り上げています。
読みながらいつのまにか世界の地政が学べる本作は、あの麻生太郎さんも読んでいるます!
(あらすじ)
依頼があれば地球上のあらゆる場所に赴いて問題を解決する地政リスクコンサルタント八田百合。
地政の専門知識はもとより、格闘術、サバイバル術、コミニケーション術、ありとあらゆるスキルを駆使してその地域特有の根深い問題解決に奔走する彼女の活躍は実に痛快。
八田百合を取りまく登場人物たちも魅力的。
それぞれが複雑なバックボーンを背負いながら賢く強くしなやかに生きている。
イギリス、ミャンマー、タンザニア、ロシア、ウクライナ、インド、アイスランド、日本など世界中が舞台。
今の世界のリアルな地政、社会情勢がわかります。
アクション漫画としても読み応え十分。
決め台詞は「八田のチセイにお任せあれ」
わが家の中二も読んでます!
ぜひ中学生のお子様におすすめです!
第二位 「チ。ー地球の運動についてー」
「チ。ー地球の運動についてー」
魚豊 (1〜8巻 完結) ビックコミックス小学館
まだ地動説が固く信じられていた時代の中世ヨーロッパの話。この世は神がつくった世界だと強く信仰している当時の人々は異端思想を激しく弾圧していた。その教義では地球が中心だ。地動説は異端であり、唱えるだけで罰がくだる。そんな時代に、事実を探究し真理を発見することに生きる以上の価値を見いだす人々がいた。彼らの苦闘と探求心のバトンは、細くしかし熱く強く受け継がれていく。
地、知、血。
意味深いタイトルにやられる。
天文学、宇宙に魅せられた人間が命をかけて常識に抗う姿の描写は常に痛々しい。
だが、彼らの熱い信念、美学は誰にも消すことはできない。
わが家の中二も、妻も絶賛。
こんな漫画見たことない。
ぜひ中学生のお子様におすすめください。
第一位 「ダーウィン事変」
「ダーウィン事変」
うめざわしゅん (1〜4巻 連載中) アフタヌーンKC講談社
主人公チャーリーには、特殊な生い立ち、風貌、人並みはずれた能力が。
それゆえ、町や学校では居場所を見つけづらいチャーリー、
しかし彼は家族と友人と一緒に、そんな周囲の視線をはねのけ堂々暮らしていく。
チャーリーがなぜそこまで忌避されるのか、
それは半分ヒトで半分チンパンジーのヒューマンジーだから、、、
人間も動物の一種。
どこか達観した彼の思考にはハッとさせる。
根拠のない優越感を持ち、自分と異なる思想や見た目、未知なる対象に大きな拒否反応を示すわれわれ人間へのメッセージがそこに。
彼を捕らえようと過激な犯罪を犯すテロリストたちと戦うチャーリー。
スーパーな頭脳と運動能力で次つぎと悪を倒す痛快アクション漫画であり、
多様化する社会はどうあるべきか考えさせてくれる漫画でもある。
社会には今なお人種や身分、思想での差別がなくならない。
人間の性(さが)なのか。
人間を選別して締め付ける浅はかな思考について考えずにはいられない。
わが家の中二も読んで、仲の良い友人たちにも薦めたらしい。
家族ではまっている漫画!ぜひ中学生のお子様におすすめください。
番外編
「ワンピース」
尾田栄一郎 (1〜102巻 連載中) ジャンプKC集英社
私が独身の時から、子どもができたらぜひ読ませたいと思っていた漫画「ワンピース」
ジャンプ派の私でしたが、将来わが家の書棚に並べ、子どもが手に取るその日のために単行本を買い集めていました。
わが家の中二、絶賛どハマり中。
「20世紀少年」(1〜22巻)
「21世紀少年」(上・下巻)
浦沢直樹 ビックコミックス小学館
こちらは子どもに読ませたいと意図せずに、自らが好きだから揃えていた漫画。
ところが息子が私の本棚で見つけて読み始めてみたら、それはもう面白くてしかたがないとのこと。一番ワクワクする大好きな漫画だと語っています。
もう10周回くらいしてるのでは。
確かに練り込まれたストーリと圧倒的画力でハラハラしながら読んだものです。
今なお色褪せない。子どもここまで興奮させるこちもの漫画もおすすめです!
東大リベンジャーズ
東京リベンジャーズのパロディー漫画
「東大リベンジャーズ」(1〜2巻 連載中) 船津紳平
学歴ユーチューブをたまに見ている息子。
大学にも興味があるようで、いつの間にか私大とか国立大とか学部までいろいろ知ってます。
なので、この漫画も興味深く読んでました!
(本家:東京リベンジャーズにももちろんはまって読んでます。)