アイデアは天から降ってくるものではない⁈
「バカ勝ち!アイデア」ってなんだ?
バカ勝ち!アイデア
杉森秀則
東洋経済新報社
・なかなかアイデアが出ない。
・従来の発想を変えたい。
・アイデアマンと呼ばれたい。
・企画コンペで勝ちたい。
勝つためのアイデア抽出には四苦八苦。
常にインプットを心がけていますが、
ふと書店で目にとまったのがこの一冊。
さらっと読みやすく、そして記憶にもしっかり残る。
アイデア発想法を言語化していただき感謝です。
中身をざっくりご紹介
大企業を相手に企画コンペで連戦連勝!
そんなすごい実績を残しながら、
今なお現役バリバリの著者が語る
「アイデアの発想法」
その極意を惜しげもなく紹介しています。
アイデアを出す際に、漠然と机に向かってうんうん唸っていませんか?
著者がまとめたアイデア発想のための型=「キメワザ」を使えば
今までと違ったが生まれるかもしれません。
アイデアは理論ではありません。
アイデアに才能は関係ありません。
アイデアは絞り込んで発見するもの。
目から鱗の話が続々です!
アイデア発想のための型=4つのキメワザ
①ナリキリ
相手になりきる。相手の立場で発想する。
相手が望んでいることを「自分ごと」で考える。
自分が主役のまま考えると、説得するためのアイデアになる。
相手を主役で考えると、納得できるアイデアになる。
説得と納得は違う。
②テキシリ
競合のことを知る。
競合が考えるであろう基準を予測し、それをずらし、それを超える。
③シロカベ
アイデアを自由に出していく。
アイデアは浮かんではすぐ消える。出たアイデアを逃さない。
パワポは使わない。手書きで。
アイデアを熟成させる。
④ソギキリ
アイデアはシンプルに。
プラスしすぎると印象に残らない。
余計なものを削ぎ落とし、言い訳のない勝てるアイデアに仕上げる。
感想
ビジネス書としては、文字は大きめ。
企画の仕事をしている方ならわかると思うのですが、
細かく書いても印象に残らなかったら意味がないのです。
いかに簡単にわかりやすく伝えるかを考えると、
この文字サイズ、文量なのだと思います。
とても読みやすい。
肝である4つのキメワザは、
覚えやすいネーミングであることはもちろん、
わかりやすい事例も紹介されているので
読者の頭にがしっかり残ります。
読み終えてまず思ったことは
早くこのキメワザを使ってみたい。
次の企画コンペが待ち遠しいってことでした。
こんな気持ちにさせてくれる一冊ってなかなかないですよね!
ぜひ!
2022年8月15日追記:
実は6月にあったプレゼンに勝つことができました!
こちらの本の内容も大いに参考にさせていただきました。
ついでに
ちょっと古いですけど最近読み直したこちらの本も超おすすめです。